惨事

それは先週の芸創での練習の時。

椅子と譜面台をセットし、楽器の準備。

いつものクセで、まず椅子の上にタオルを置き、その上にマウスピースを転がらないように立てて置く。

次はケースから楽器を出し、マウスピースをはめる。

それがいつものルーティーン。

楽器を出して、あれやこれやと楽譜を出したりしていざ着席。

お尻に強い痛みが…。

そう、あろうことか、マウスピースをハメ忘れ、その上に全体重を乗っけて座ってしまった。

痛い…。

でも本当の惨劇はこれから…。

ズボンにマウスピースが刺さり、お尻の部分が破けてしまったのだ。

歳はとってもお年頃。

尻が破けた状態では帰れない。

有難い事に、ソーイングケースを持った団員がいたので、倉庫でズボンを脱ぎ縫う。

側から見れば変態極まりない光景である。

もちろん、尻も痛いが、何より心が痛んだ。

明日は芸創の練習だ。

気をつけねば。

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